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Ryu-na Design and Engineering

2001.07/13 No.028(1,137部)


 お久しぶりです(いつも言ってる気がします)が、読者の皆さまは暑さに負けず仕事をしていますか?

Pro/USER INTERNATIONAL CONFERENCE

 先日、米国で開催された Pro/USER INTERNATIONAL CONFERENCE を覗いてきました。期間は6月17日〜20日だったのですが、6月17日の夜に行なわれたウェルカムパーティーに参加し、翌日6月18日の基調講演と何社かの事例発表を聞いた後、仕事の関係で14:00頃に引き上げました。

 米国には6月29日まで滞在したので、その他の話題は別の機会に紹介することにして、今回は CONFERENCE の感想を中心に書いてみます。

ウェルカムパーティー

 午後から参加登録受け付け、夜にウェルカムパーティーというスケジュールは、全米から集まってくるユーザのためでしょう。ちょっとした移動でも飛行機で数時間かかるわけですから、実質的に前日からの参加登録にしないと大混乱になるのは目に見えていますので。

 展示ブースの準備もほとんど完了した状態でウェルカムパーティーが開催されたので、食事しながらゆっくりと見て回ることができました。規模的には日本のユーザ会の数倍というところでしょうか。このような雰囲気に身を置くと「なんだかんだ言っても、Pro/E が幅をきかせてるな」という感じです。

 展示ブースで目立ったのは、教育やトレーニングをやっている会社のブースです。日本ではほとんど見かけませんね。もちろん、よく聞いてみるとコマンドレベルの教育なんですが…Pro/E の解説本なんかも売っていて、モデラー人口は多いのだろうということは理解できました。

基調講演、事例発表

 内容は別にして、見せ方がうまい。自分の言いたいことを120%表現しているので、注意しないと、なんでもないことがすごく立派に見えてしまう。ある人が「サーフェスのスーパーテクニック」などというタイトルで事例発表されていましたが、内容的には何年も前から私が使ってるテクニックでした。このような発表に関して、たくさんの質問が出ていましたから、大体のレベルが分るというものです。

 もしかしたら、会場には私と同じように心の中で「ふふん」と思ってる人もいたでしょう。何度か足を運んで、そのような人と話してみたいものです。

米国で感じたこと

 関空からロス、そしてユーザ会の開かれるリノへ移動したんですが、まず感じたのは「広い」ということ、そして何かにつけ「システム化」されているなということです。広いということは人間の考え、思想にも影響を与えてるようですね。メモ用紙に絵をかくのか、大きな模造紙に絵を書くのか、の違いかもしれません。

 おもしろかったのは、ちょっと大きなところにあるトイレでは、出入り口が別々にあるんです。ドアが二枚あって、一枚には「入り口専用」もう一枚には「出口専用」と表示してあります。通路が分かれてるわけではないんですが、特に混雑するような場所では、これだけのことで、かなりましだろうと想像できます。

 帰国したのが 6月30日、関空に着いたとたん梅雨のじめじめ感が…西海岸の乾燥した気候になれた身にはつらかったです。

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