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Pro/ENGINEER Know-how and FAQs

Assembly

Last Updated : 25 December, 1999 12:20:18

大規模アセンブリの高速呼び出し

Last Updated : 25 December, 1999 12:24:53

いかに Pro/ENGINEER のデータ量が小さい(軽い)といっても、数百〜数千以上の作りこまれた部品がアセンブルされた製品のトップアセンブリを呼び出そうとした時は数十分〜数時間必要で、場合によっては、呼び出すこと自体が不可能になることもあります。

実際には全ての部品が必要な訳ではなくって、アセンブリの全体を見ながら検討や操作をしたいんですよね。
このような場合には下記の方法が有効です。

  • #ファイル #オープン メニューから、アセンブリファイルを選択。
  • #表示指定 ボタンを押して #新しい簡略表示を作成します を選択後、OK。
  • 簡略表示名を入力する。
  • #構成部品除外 #終了

これで、構成部品が何もない状態のアセンブリが呼び出されますので、作業の必要に応じて簡略表示の再定義を行って下さい。

  • アセンブリメニューから #簡略表示 #再定義 で、簡略表示名を選択。
  • #マスター参照 で、必要な構成部品を取り込んで #終了
つまり、構成部品を全て除外した簡略表示を新規作成しながら、アセンブリを呼び出しているだけですが、大規模なアセンブリであってもすぐに呼び出せますし、個々の構成部品は検討に必要なものをその時に取り込めば良いだけですので設計者のストレスは激減されるでしょう。

アセンブリの拘束条件

アセンブリのやりかたとしては、座標系で拘束条件を付ける方法と、整列・合致中心で拘束条件を付ける方法の2種類があります。

座標系方式

  • 拘束条件が座標系だけなので、拘束条件の付け方が簡単。
  • アセンブルした後の移動・回転がやりやすい。
  • 設計構想段階で空間の取り合いを検討する場合に適している。

整列方式

  • 拘束条件の付け方が面倒。
  • 構成部品間の組立て関係を明確にできる。
  • 実際の組立て順序に従って動作などの検討をするのに適している。

どちらがいいとは一概に言えませんが、とりあえずアセンブルする時は座標系方式で行ない、設計意図が明確になった時点で整列方式に再定義するのがいいのではないかと思います。


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