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Ryu-na Design and Engineering

2002.11/23 No.037(1,395部)


 お久しぶりです。11月29日、30日は「3次元CAD活用研究会」の第9回Conferenceですよ。みなさん、申し込まれましたか?http://www.3d-cad.net/conf09-mizonokuchi/index.html

A子さんの受難

 ある日、設計者の横を通りかかったA子さん。
 「あれ〜、Bさん、こんな複雑な断面スケッチをしてたらダメですよ〜」
 ちょっとムッとした設計者のB氏は
 「なぜ?複雑なスケッチをしたらいけないの?」
 龍菜さんの雑誌や WebSite で知識を溜め込んでいたA子さんはちょっと自信ありげに
 「あとで、変更しやすいからですよ」「再定義したとき、分析がでてしまうかも…」と答えたのですが
 設計者には頑固な性格の人が多いのですが、B氏もそのひとりでした。負けずに言い返します。
 「あとで、変更しやすいからって言うけどさ、どうして?」「変更の時も、スケッチを一度に修正できるから便利でしょ?」
 さらに…
 「だいたい、出来上がってる2次元図面を見てモデリングしているので、変更することなんてありえないよ!」「それに、必ず変更するとは限らないのに、そんな余計な考慮をするのは時間の無駄やね!」
 興奮してくると自分の言葉に酔って、さらに興奮する人がいます。頑固なB氏も調子に乗ってA子さんに追い討ちをかけます。
 「再定義したとき、分析モードになっても、断面スケッチを書きなおせば済むことじゃないか!」「分かりきってる形状を簡単な形状の組み合わせでモデリングするよりも、一度にスケッチしてモデリングしたほうが早いんじゃないの?」
 A子さんも反論したいのだけれど、うまい言葉がみつかりません。いじわるなB氏が最後に、
 「だいたいさ、いつも分析モードになるとは限らないし、再定義なんてしなくても、いらないところをカットして、新たに形状を付け足せばいいやんけっ!」
 A子さん 「…」
 あなたがこんな立場になったら、あるいはA子さんとB氏の側を通りかかったら、どうしますか?

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