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まさか! こんな作り方してませんよね?

Last Updated : 15 May, 2000 2:12:55
(1)基準を考えましたか
デフォルトデータムの名前を DTM1→SIDE、DTM2→TOP、DTM3→FRONT などという、設計的に何の意味もない名称にしていませんか?
設計者であれば DTM1→CTR(center)、DTM2→HOR(horizontal)、DTM3→VERT(vertical) とするのが良いでしょう。
まず、設計に際して重要なのは部品の基準(center)ですね。次に、部品の(常識的な)天地(horizontal)とそれに垂直な面(vertical)を決めるはずです。このようにしておくと、まともな設計者であれば、似たような部品は同じ基準でモデリングできます。また、基準というものを考える訓練にもなりますね。
(2)モデリングの順番について
基準の意味をしっかり捉えれば、まず直方体を DTM2(HOR)にスケッチして、DTM2(HOR)の赤側に押し出して作るべきです。 この場合、パーティングラインを基準にするのが良いでしょう。
直方体を作ったあと、角Rや足の突起を作ってから、シェルを作成した人は設計者失格です。何が重要なのかを考え直して見て下さい。
(3)設計変更に耐えられるか
例えば、真ん中の丸い凹み(裏から見れば突起)を削除してみて下さい。結構なエラーが発生しませんか?
もちろん、再定義すれば良いことなんですが、設計で重要な形状からモデリングしていれば、こんなことにはなりません。
真ん中の凹みに限らず、そこに開いている長孔、角R、リブについても同じです。リブは3本ともパターンで作成して下さいね。しかも、石鹸箱の形状変更に耐えられるように。

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