DATE: 11月27日(水)18時13分50秒
TITLE: Re:大規模アセンブリ
NAME: ただのPro/E通  MAIL: 

こんにちは
ご存知かとは思いますが,一般的なパフォーマンスを向上させるためのPro/Eソ
フトウェアコンフィギュレーション設定をまとめましたので,ご参考までに紹介
します。(^。^)

1.検索時間の短縮
 (1)簡略表示を活用する。
    簡略表示を作成して不必要なデータを除外し,検索時間を短縮(メモリ
        消費も節約される)する。

    <簡略表示作成のポイント>
     ○グラフィック表示をデフォルト規則として簡略表示を作成する。
     ○別の簡略表示に移る場合には,非表示消去する。
     ○オンデマンド簡略表示機能により簡略表示状態とモデル再生を管理
            する。
     ○マスター簡略表示が再生できない(呼べない)状態は作らない。

 (2)インスタンス・アクセラレータの活用
    ファミリーテーブルのインスタンス・アクセラレータを活用する。
    最大でインスタンスモデルの検索時間を40%短縮できる。

2.再生時間の短縮
 (1)参照の管理
    外部参照や不明な参照先を整理する。特に循環参照は不可。

 (2)外部参照のコントロール
    作業中に,意図しない外部参照を作らないよう外部参照を制限する。
     ○作業環境に対して,ユーティリティー>参照制御
     ○モデルに対して,アセンブリメニューのデザイン管理>参照制御

 (3)読み取り専用フィーチャーの設定
    ジオメトリコピーの依存属性を「独立」に設定し,ジオメトリコピー・
        フィーチャー以降の再生を停止させる。
    コピー元の形状が変更された場合には,一時的に「依存」にし,モデル
        更新保存後,再び「独立」に設定する。

 (4)再生のカスタム化
    アセンブリの再生にカスタム化を利用し,再生するモデルを規定する。
    カスタム化設定後は,自動選択を使用する。

3.画面操作の時間短縮
 (1)高速隠線消去の設定
    高速隠線表示を設定することにより,表示上の精度を落し,隠線除去に
        かかる計算時間を削減し,隠線表示と隠線消去にかかる時間を短縮する。
        (config.proオプション FASTHLR YES)
      切替可能:環境>高速隠線消去の使用,またはビュー>表示設定>パ
          フォーマンス

 (2)スピン中のフレーム速度設定
    シェード・モデルを回転させる際のコントロールを維持し,モデルの再
        描写の量に関わらず,画面が一定の割
    合で更新されように設定し,再描写のパフォーマンスを向上させる。
    (config.proオプション FRAMES_PER_SEC YES, FRAMES_PER_SEC_VALUE 3)
     切替可能:ビュー>表示設定>パフォーマンス

 (3)詳細レベルの設定
    簡略表示のグラフィック表示の品質とサイズをコントロールし,画面操
        作のパフォーマンスを向上させる。
    (config.proオプション LODS_ENABLED YES, LODS_VALUE 40)
     切替可能:ビュー>表示設定>パフォーマンス

 (4)コンポーネント表示の利用
    アセンブリの構成部品毎の表示を,ブランク,シェード,ワイヤーフレー
        ム,隠線,隠線消去に設定し,
    再描写時間を短縮,より見易い表示にする。ビュー>モデル設定>コン
        ポーネント表示


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